-本日のアジェンダ-
1限目
学科 DTP基礎
DTPとは?
2限目
学科 DTP基礎
画像解像度 ベクターデータとビットマップデータ
3限目
学科 DTP基礎
色調補正について
4限目
学科 DTP基礎
作品の立案
5限目
学科 DTP基礎
作品の立案
DMの作成
Illustrator(イラストレーター)とPhotoshop(フォトショップ)の両方を使って作成。
デザイン性も勿論ですが、フルカラーの写真とベタ塗りの文字の組み合わせになる。
文字の「読みやすさ」を特に意識をして作成してみること。
「写真」と「文字」を組み合わせても読みやすく
DM作成では、IllustratorのアートボードにPhotoshopで作成した写真を載せてみる。
写真利用のメリットはフルカラーの表現が豊かになる事。
現実世界の表現を取り入れてよりリアリティを持つことが可能になる。
そこに、Illustratorで作成したロゴやピクトグラムやイラスト等をプラスする事により、より豊かな表現が可能にる。
フルカラーの写真とベタ塗りの文字やイラストを組み合わせたときに「読みやすさ」や「見やすさ」を意識して、更に配色バランスを考えてみる事。
ワンポイントアドバイス
まずは、レイアウトと文字を決めていく。
レイアウトは写真のレタッチやトリミングをしっかり整えて、
文字は、淡色ベタ塗りデザインしてみる。
最後に配色、いろいろ試してみる事。
①写真
レタッチ・トリミング・色調補正
②文字
最初はベタ塗り(白か黒)
③配色
①と②が出来たら、色々いじってみてください。
DPTとは
DTP = Desk Top Publishing
1980 年代に提唱された言葉で、「Desk Top=机上」、「Publishing =出版」の意味から、コンピュータを使った印刷物制作のことを言う。
DTP 以前のアナログの印刷物制作の工程がコンピュータの導入により劇的に変化し、それまでの手工業的、職人的な作業が、コンピュータ上に集約することで効率化されていった。
またDTP の登場は、
デジタル技術の恩恵を印刷物制作に取り入れることを可能にし、アナログ制作の限界を超えることでグラフィックデザインの表現の幅を大きく広げたと言える。
また、CTP(コンピュータ刷版)やオンデマンド印刷、ネット印刷会社の登場など、デジタル技術の発達やインターネットの登場により、簡易で安価に印刷物が作れるようになっている。
DTP に必要なハードウェア
・パソコン(Mac、Windows)
・ディスプレイ
・入力装置:デジタルカメラ、スキャナ
・出力装置:プリンター(レーザー、インクジェット)
・外部記憶装置(HDD、USB メモリー)
・ペンタブレット
・インターネット
DTPに必要なソフトウェア
- Adobe Photoshop
写真、画像の編集(ビットマップデータの編集) - Adobe Illustrator
図版、イラストの編集、一枚物のレイアウト(ベクターデータの編集) - Adobe Indesign ページ物の編集
- Adobe Acrobat PDF データの編集
■画素(ピクセル)と画像サイズ
ビットマップ画像を構成する最小構成要素のことを画素(ピクセル)と呼ぶ。
また画像全体の画素の総数を画素数といい、横のピクセル数× 縦のピクセル数のことを画像サイズと呼ぶ。
画像サイズのことをピクセル数と呼んだり、画素数=ピクセル数と考える場合も多い。
また、画像サイズは印刷した時の大きさ(cm,inch)を表す場合もあるので、これらの単語は確認しながら使う必要がある。
画像サイズはデータ上の画質を確認する時に用い、解像度と合わせて印刷の画質の確認する場合に用いる。
画素数はデジタルカメラの性能などで使われている。
例えば600 万画素と言えば3000ピクセル×2000 ピクセル程度の画質で撮影できる性能と考えることができる。
■解像度
1inch(2.54cm)あたりの画素数のことを解像度と呼ぶ。
解像度が高いほどキレイに印刷される。
単位は、Photoshop で使われているようなデータの解像度はppi (pixels/inch)、プリンタの印刷解像度はdpi (dots/inch) を用いますが、ドットもピクセルもほとんど同じものとしてとらえてdpi が一般に使われている。
72dpi Web 用
200dpi インクジェットなど
350dpi~400dpi 印刷用
72は覚える事。
CMYKとRGB
■CMYK(カラーモデル)
色材の三原色と呼ばれるC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)に、印刷の文字等に多く使われるK(ブラック)を加えた色の表現法。
CMYは減法混色と呼ばれ、色を重ねるごとに暗くなり、3 つを等しく混ぜ合わせると黒色になる。(実際は濃いグレーになるため、印刷では上記のようにブラックが加えられている)パソコンのディスプレイは光の三原色であるRGB で表示されるため、ディスプレイで見た色と印刷の色の違いを理解した上で印刷物制作を行う必要がある。
ちなみにブラックのK はBlack のk ではなく、画像の輪郭など細部を示すために用いられた印刷板Key Plate のK。
■RGB(カラーモデル)
ディスプレイやデジタルカメラで利用される光の三原色であるR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)を用いた色の表現法。
RGB は加法混色と呼ばれ、色を重ねるごとに明るくなり、3 つを等しく混ぜ合わせると白色になる。
■色の再現性の違い
RGB とCMYK の大きな違いは、表現方法が根本的に異なっているので表現できる色
域が異なると言うこと。
色域が広いのはRGB の方で、CMYK はRGB の表現される一部の色を再現できない。
したがって、RGB カラーをそのまま印刷で使うことはできない。
蛍光色は、絵の具では再現できないのと同じ原理。
デジカメで撮影した写真画像も、PC などのモニター上では鮮やかな色彩表現が可能ですが、印刷する為にCMYK に変換すると、RGB 色域の色は、CMYK が表現できる最も近い色に置き換わり、結果としてRGB でしか表現できない鮮やかな色彩は くすんだ色になってしまう場合がある。
色の3属性
一般に人間の色の認識の仕方には、心理的に三つの属性があると言われている。
青とか赤とかいう“色合い”を示す「色相」、色の“明るさ”を示す「明度」、および色の鮮やかさを示す「彩度」のことで、これらを色の心理的三属性と呼んでいる。
H 色相(Hue)
S 彩度(Saturation)
B 明度(BrightnessもしくはValue)
トーン(色調)
色の三属性の組み合わせで、明度と彩度が似ている色を
集めてグループ化したものをトーンと呼ぶ。
・明るさ・コントラスト
・レベル補正
・トーンカーブ
・色相・彩度
・カラーバランス
・白黒
色調補正
調整レイヤーとは?
調整レイヤーとは、下にあるレイヤーに対して、色合いの変更やエフェクト(効果)の付与など
の調整を行うためのレイヤー。
調整レイヤーを追加した後も、パラメータを再調整したり、オン・オフを切り替えたり、強弱を
調整したりすることができる。
要するにPhotoshopのマスク機能
「レイヤーマスク」
「ベクトルマスク」
「クリッピングマスク」
を理解しない解らない。
色調補正について
色調補正とは、画像データをイメージどおりに調整すること。
色調補正の目的は、色を調整したり、鮮やかさを調整したり、明るさを調整したりさまざま。
Photoshop には、その目的によって選べるツールがある。
縦と横 はがきサイズ 100×145