-本日のアジェンダ-
1限目
学科 マルチデザイン基礎②
求人応募について
2限目
学科 マルチデザイン基礎②
「人材紹介」や「人材派遣」について
3限目
学科 マルチデザイン基礎②
求人応募に向けて
4限目
学科 マルチデザイン基礎②
本日のまとめ
5限目
学科 マルチデザイン基礎②
本日のまとめ
求人応募について
履歴書(現在)職務経歴書(過去)を作成すると自己分析がある程度見えてきた頃、次は未来の話、企業の分析になる。
「人材紹介」や「人材派遣」について
人材紹介会社とは?
人材紹介会社とは厚生労働大臣から許可を受けた「有料職業紹介所」のこと。
採用したい企業と働きたい転職希望者のマッチング(仲介)を行い、両者の雇用契約成立をサポートするサービスを提供。
人材紹介会社の役割はマッチングから選考のサポートまでで、雇用契約は企業と転職希望者との間で結ばれるため、採用活動を支援するサービスという位置づけ。
人材派遣会社とは?
人材派遣会社とは、厚生労働大臣から許可を得た「労働者派遣事業」を行う会社のこと。
大きな特徴は、雇用契約を人材派遣会社と労働者が結ぶこと。
人材派遣会社は業務を委託された企業に対し、派遣スタッフとして労働者を派遣し、派遣先企業の指揮命令のもと業務を遂行するサービスを提供。
労働者(以下派遣スタッフ)の労働時間などは「労働者派遣法」によって厳しく決められている。
人材紹介会社と人材派遣会社の違い
“企業と労働者を仲介する”という意味で両者は似ていますが、事業内容は全く異なる。
最も特徴的な違いである雇用契約関係だけをみても、人材紹介会社が提供するサービスはあくまでも人材の紹介と採用支援までであり、紹介された転職希望者を採用し雇用契約を結
ぶのは企業。
対して人材派遣会社では派遣スタッフと人材派遣会社で雇用関係を結ぶため、就業規則や給与の支払いは派遣会社の規定に準じることになる。
人材紹介会社のサービス内容
主なサービスは企業の採用要件を満たした人材を紹介し、採用支援をすること。
人材の選定・紹介のほかに、採用に関わるさまざまな業務を代行。
代行業務の例
・求人票の作成
・採用要件に合致する応募者の人選および推薦
・面接日程の調整
・応募者への合否連絡
・給与などの条件交渉
人材派遣会社のサービス内容
主なサービスは企業の依頼業務に適したスタッフを派遣し、管理すること。
人材派遣会社は以下のような業務を行う。
代行業務の例
・派遣先に適した人材の選定
・派遣スタッフの管理
・派遣スタッフへの賃金の支払い
雇用契約による違い
人材紹介会社を利用した場合の雇用契約
人材紹介会社が提供するサービスでは、企業と転職希望者が直接雇用契約を結ぶので、長期の雇用が前提。
就業規則も企業のものが適用。
労働時間や休日、残業に関することも企業と雇用者の契約内容に準じる。
人材派遣会社を利用した場合の雇用契約人材派遣会社が提供するサービスでは、人材派遣会社と派遣スタッフが雇用契約を結ぶため、企業と派遣スタッフとの間に雇用契約はない。就業規則は人材派遣会社のものが適用される。
そのため、派遣スタッフと企業の間に指揮命令関係があっても、勝手に労働条件を変えることは許されない。
その場合は、人材派遣会社との契約の際に派遣スタッフの労働条件について話し合う必要がある。
また、派遣スタッフの勤務期間に関しても企業が自由に決められるわけではない。
労働者派遣法により同一労働者を派遣できる上限期間が定められているので、上限期間を超えて働いてもらうことはできない。
人材紹介会社を利用するメリット
人材派遣サービスと比較した場合のメリットは、直接雇用による長期雇用ができる点。
企業が中途採用を行う理由は、異なる企業文化で培われた新鮮なアイデアや価値観を導入することによる組織活性化や、人員バランスの最適化、将来的に活躍が期待できるリーダー候補の育成などさまざまだが、共通していえることは事業の継続、成長につながる採用であるという点。
人材紹介会社が提供するサービスは長期雇用が前提のため、採用する人材は派遣スタッフと比較すると帰属意識が高く、自社のコア業務を担う戦力として育成していくことができる。
社員の力が企業の力となって、自社にノウハウが蓄積されていく。
帰属意識が高まる
中長期的な人材育成
ノウハウの蓄積、技術力の向上
人材派遣会社を利用するメリット
人材派遣サービスは、突発的な業務発生や一定期間だけの業務が発生したときに対応できるメリットがある。
企業と派遣スタッフとの間に雇用契約はないので、教育のための研修費用がかからない分、コストを抑えられるうえに、採用選考が不要ですので、人材が見つかればすぐに業務が開始できる。
決算期や年末調整といった業務量が増える時期などに、一定の期間だけ業務を依頼することができるのが人材派遣サービスの魅力。
また、近年は有効求人倍率の高まりを受けて採用活動が長期化する傾向があり、特に専門知識を要する仕事など転職希望者の絶対数が少ない分野では、採用がなかなか決まらないといった状況も起きている。
そのような場合に一時的に業務を依頼できるのもメリットの一つ。
紹介予定派遣を利用すれば、派遣スタッフとして業務に従事してもらい、一定期間経過後に双方の合意があれば直接雇用に移行することも可能。
特定の(指定の)期間だけ業務を依頼することができる
教育にかかる研修コストの削減
募集期間を短縮できる